

株式会社Safari 西岡幸恵
公益財団法人日本電信電話ユーザ協会 契約講師
公益財団法人日本生産性本部登録アドバイザー
国家資格キャリアコンサルタント
<「個を守るスキル」が、組織を強くする>
近年、企業から「メンタル不調による休職」や「早期離職」のご相談が
増えています。
その背景にあるのは、業務の複雑化と、対人関係におけるストレスの増大です。
これまでの研修は、「お客様のために」というホスピタリティを強調するあまり、
結果として現場の社員に過度な感情労働を強いる傾向がありました。企業としても、
決して社員を追い込もうとしているわけではありません。
それでも結果として、現場に負荷が集中してしまう――その構造にこそ、私は向き合ってきました。
今、社員に必要なのは、精神論ではなく「自分を守りながら、プロとして振る舞うための技術」です。
理不尽な要求に対する「適切な自己主張」。
感情に巻き込まれずに事実を捉える「認知の枠組み」。
そして、相手に安心感を与え、トラブルを未然に防ぐ「音声表現の技術」。
これらのスキルを装備させることは、社員の「自己効力感」を高め、結果として組織へのエンゲージメントを
向上させます。
「個」が自律し、健やかに働ける環境こそが、企業の持続的な成長を支えると信じています。働く人々が、
仕事を通じて自信と誇りを持てるように。
人を守ることは、甘さではありません。
それは、組織を強くするための、最も合理的な投資です。
(2026年元日)
【講師略歴】
コピーライター・脚本家として24年間、広告やドラマ制作に携わる。
とくにラジオCMの録音ディレクターとして、ナレーターや声優への音声演出を担当し、
「脚本」と「言葉のデリバリー(声の表現)」で心に響かせる技術を培う。
2009年からはコールセンターでクレーム対応や品質管理を経験し、
現場のコミュニケーションのリアリティを体得。
その後、大学で心理学と異文化コミュニケーションを修め、2015年より講師として活動。
現在は株式会社Safari代表として、もしもし検定の運営や
国家資格キャリアコンサルタントとしての支援を行いながら、
会話分析などの科学的アプローチで、組織と個人のコミュニケーション力向上に取り組んでいます。